合宿4日目
 
番外編  :
いきなりくじら          
    朝さっそくトンバラに行った。いつものように塩入さんらが潮の様子を見に行って帰ってきた。そして潜る準備をしていたとき、急に川本さんが「くじらだ あ。」と叫んだ。急遽予定が変更になりくじらを見に行った。そしてまた、出てきそうなポイントで船を止めた。じっと水面を見た。するとしばらくしてくじら がブローした。結構近い。まだ水面を泳いでいた。少しして沈んだ。するとすぐに、別の場所からくじらが現れた。またブローする。そしてそのくじらが沈ま ないうちに別の方向にくじらが出てきた。どうやらくじらが集まってきているようだった。川本さんは船を降りて海からくじらの写真を取りに行った。また別の 場所からくじらが出た。するとその船は川本さんをおいてダッシュでくじらを追いかけた。その時我々は驚くべきものを見た。ばしゃばしゃばしゃばしゃ、と川 本さんがすんごい勢いで船を追いかけて来て、船に戻ってきてしまった。いくらNAUI記録を持っているとはいえ、そのあまりにもの速さにくじらよりも驚い てしまった。
くじらのしっぽ
   川本さんが戻って来ると、みんなにシュノーケルの準備をするように言った。次出てきたら飛び込む勢いでみんな準備した。そしてくじらと泳げることも半ば確信した。次出てきた。しかし遠かった。くじらが散らばり始めた。惜しかった。もう一歩だった。  
 
NO.1 :
トンバラ
平均水深  :
11.7m    最大水深  :

23.2m

 
 

  くじらと泳ぎ損ねた余韻を残しながら、トンバラに戻ってきた。次もハンマー狙い。しかし今回もあまり潮が良くないらしい。潜って行き、水中で耳をすまして みた。きゅぅいぃぃぃん、きゅぅぃぃぃぃん。といったくじらの鳴き声が聞こえてきた。最初は耳鳴りかとも思ったが今思ってもやはり泣き声だろう。近くには くじらがいるようだ。近くには潮に乗ってウメイロモドキの群れが通った。やはりグルクンの仲間ではウメイロモドキが青と黄色が鮮やかで一番きれいだ。(ち なみにウメイロとウメイロモドキを見分けることはまだ僕にはできない。ウメイロは背中まで黄色いらしい。)しばらく行くと前の方で人が集まっていた。慌て て行くとハリセンボンの膨らんでいるやつをみていた。めっちゃ触りたかった。しかし来たのが遅かったせいで触ることができなかった。やっぱダイビングの時 はイントラの人付近にぴったりくついとくべきだったと後悔した。そのちょっと先にサンゴがあり、その中を門馬と山田まんがなにやら見ていた。僕も見せても らうとそこには変な魚がいた。その魚はダンゴオコゼというらしい。今回のダイビングでも大物はいなかったけど、門馬山田ペアに付いていくと結構色々みれ た。

ハリセンボン
 
NO.2  :
トンバラ
平均水深  :
16.6m
最大水深  :

32m

 
 
ネムリブカ
  この日はトンバラトンバラとかなりあついダイビングができた。最初の方に潜降したが、降りたところからやたらと大きな魚の影があった。マンタか?それとも ハンマーか?とか色々思ったが、透明度が悪かったのでとうとう分からずじまいだった。今でもあれがなんだったのかはなぞである。それにしてもその日は潜降 に時間がかかり、その上いかりがへんになってそれを直すのに時間がかかったりで出発するのに時間がかなりかかった。待っている間、1m位のネムリブカが ゆっくりと通っていった。(ダイビングにおいて、こちらからちょっかいをかけたりしないかぎりサメは襲ってきません。サメは安全です。むしろサメとか見つ けたらこっちがうれしくなって追いかけていくくらいです。ちなみに、映画『ジョーズ』の監督はあの映画によってサメに対して人々に偏見を植え付けさせてし まったことを後悔し、サメは安全であるという研究結果さえも発表しています。)  
   ようやく全員がそろい、ゆっくりと進み始めた。そして急に止まって、遠くにオキナワサンゴアマダイを見せてくださった。暗いところに不思議な青い光を発 しており、神秘的な感じを受けた。この辺でエアーがなくなってきて安全停止の後浮上した。今回はとりあえずドリフトということで(流されてないけど)シグ ナルフロートを上げて船に拾いに来てもらった。待っている間、塩入さんが、川本さんはイントラのトレーニングのためにトンバラから久米島まで2往復したこ とがあるといい、びっくりした。
オキナワサンゴアマダイ
 
延泊報告へ(すいません、5日目はありません)
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